誰もが罹りたくない病気であり、人に言いづらいのが性的な事が原因で発症してしまう性病や感染症。
不特定多数の人と関係を持つほど罹りやすいというイメージがある性病感染症ですが、近年では梅毒などを筆頭に多くの性病や感染症が急激に増加傾向にあります。
厚生労働省の発表によりますと、特に女性の梅毒感染者届出数は、2010年の124例から2015年の574例と、5年間の間で約5倍に増えています。
この記事ではそんな性病や感染症について、男女によるリスクの違いがあるのか?また感染する種類や男女特有のものなどがあるのかについて調べてみました。
性感染症(STD)と、最も多い性病であるクラミジアについて。
性感染症(STD)は、性交渉による粘膜や唾液などから体内に侵入し、感染する症状の事です。
そんな性感染症で最も多いとされているのがクラミジアです。男女共に感染しますが、男性の場合は尿道炎を引き起こす事が多く、女性の場合は子宮頸管炎を起こしやすい傾向があります。
特に男女ともに若い年代の感染者が多く、感染者の約8割の方に自覚症状がないと言われていて、自分が感染していることに気づかないまま関係を持ったパートナーたちに拡げてしまいます。
近年増加傾向にある梅毒。その原因について。
梅毒は「梅毒トレポネーマ」という病原体が性行為などによって接触した粘膜や皮膚から感染する性病で、近年急増中の性病としても知られています。
男女ともに感染する性感染症ですが、元々は男性が発症する割合が多く、女性の割合は全体の25%ほどだったのですが、2018年頃から女性の感染者数が急増し、今では男女比でみても僅差でしかない状態となっています。
同性間による性行為が原因で発症することが多いとされていた梅毒ですが、異性間の性行為でも発症の件数が増えてきているようで、女性は特にコンドームの着用を迫るなどの自衛が重要になります。
その理由としては、梅毒からご自身の身を守る事も当然ですが、妊娠中に梅毒に罹ってしまうと胎児にも悪影響を及ぼし、奇形や死産の原因となる可能性が高まるからです。
ただし、感染が発覚したとしても慌てずに医療機関で治療を行う事で完治が可能な病気ですので、男女共に放置せず早期治療をして下さい。
包茎であると性感染症(STD)に罹りやすい⁉
よくある質問や疑問で、「包茎だと性病に罹りやすいのか?」といった内容のものがありますが、結論から言うと正常に露茎している人と比較して、罹りやすいというデータもあります。
理由としては、やはり亀頭が通常時に包皮に覆われてしまっているため外部からの刺激や菌に敏感である事が挙げられます。
また、包茎がきっかけでなりやすい病気として、亀頭包皮炎がありますが、この発症リスクは恥垢による炎症からくるものが大半以上です。
特に普段から自力で剥くことが困難である真性包茎やカントン包茎の場合ですと、清潔にしづらいのでより感染するリスクが高くなってしまいます。早期の治療で陰茎周りを清潔に保つようにしましょう。
まとめ
いかがだったでしょうか?
性病や感染症は性交渉から発症する事が多い症状ですが、包茎である事が引き金となって感染するリスクが高くなってしまいます。
中には自覚症状がなく、自分が気づかないまま大切なパートナーの方に知らず知らず移してしまっている事もありますので、注意が必要です。
そのための予防策としては、常に陰茎や亀頭周辺を清潔に保つ事です。
まずは恥ずかしがらず、少しでも異変を感じたら早めに専門医に相談するようにしましょう。
特に包茎は清潔を保つのが困難である事が挙げられますので、感染するリスクを下げる為に包茎手術で包茎治療を行い、正常に露茎した陰茎にされる方も増えています。
この世に一つしかない大切なペニスです。清潔を維持するために包茎治療を早期に行っておく事をオススメ致します。
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今回の内容がお役に立てれば幸いです。